透明感あるコレクションセンスが定評のある現代美術コレクターのご夫妻。20年以上かけて集めら れたコレクションは、いまや値がつけられないほどの価値を持つものからデビューしたての若手の作品まで、多岐に渡ります。アートのある暮らしの楽しさを伺 いに、冬曇りの午後、閑静な住宅街にあるご自宅へおじゃましました。
玄関の扉を開けてまず眼にとびこんできたのは、カーテンが開いた杉戸洋の小さなペインティングと、草間彌生の黄色いカボチャのオブジェ。まるで小 さな劇場に招かれたようなわくわくした心地でリビングに足を踏み入れると、高い吹き抜けに浮かんだ村上隆のバルーン《DOB君》が、ニヤッと私たちを出迎 えてくれました。