最近の経済破綻の影響がオークションの世界にも及んでいる。
先日破綻した証券会社リーマン・ブラザーズの最高責任者リチャード・ファルド氏と、その妻でニューヨーク近代美術館(MOMA)の評議委員会副議長であるキャシー・ファルド氏は、彼らが所有するコレクションから抽象表現主義の16作品を11月12日にクリスティーズ・ニューヨークで行われるオークションに出品することがわかった。
中にはデ・クーニング(Willem de Kooning)、ゴーキー(Arshile Gorky)らの作品も含まれ、全作品の見積り落札価格は1500万ドル(約15億円)から2000万ドル(約20億円)に上ると見られる。
ニューヨークタイムスのアートマーケットの担当者によると、彼女は今回の競売はリーマンの崩壊のためではなく、彼女の保有する100余りのコレクションを選りすぐる過程にすぎないと話しているという。
しかし興味深いのはMOMAのコレクションとも関連深い抽象画、アーシル・ゴーキーの「Study for Agony I 」がオークションにかけられるということだ。
この作品は1996年にファルド夫妻に当時37万ドル(約3700万円)で購入されたが、現在、この作品の見積価格は220万ドル(約2億2千万円)から280万ドル(約2億8千万円)にも上ると言われる。
出典: artnet.com
