イタリアの通信社ANSAによると、イタリア警察は先月26日、1975年にミラノのコレクター宅から盗まれたフランス印象派の画家ピエール・オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)の裸婦像を発見、北部の町リッチョーネの画商ら合わせて3人の男を逮捕したと発表した。
当局によると、この小さな油彩画は、背を向けた裸婦が体をひねり、顔をこちら側に向けた姿を描いたもので、推定価格は50万ユーロ(約7700万円)。作者の晩年に描かれたとされるがルノワールの公式目録には載っていない作品で、ミラノの所有者が亡くなった後に修復の手が加えられている。所有者の娘が70年代初めに自分がボールを当てた跡があったことから、盗まれたものと同じ作品だと確認した。
美術評論家で後期印象派に詳しいヴィットリオ・スガルビ(Vittorio Sgarbi)氏が逮捕された画商からこの作品の鑑定を依頼された際、盗品の疑いがあると警察に通報したことから発覚した。同時にエドゥアール・マネ(Edouard Manet)の偽作の静物画も見つかった。
ルノワールの作品は所有者の親族に返還される予定だが、マネの偽作は没収されるとのこと。
出典:artdaily.org
