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アートの楽しみ方 | コラム|作品を買うということ

個人的なお話になりますが、アートとは無縁な会社勤めをしていた頃は本当に憂鬱な毎日で、アート・プロデューサーやら美術館学芸員やら、とにかくアートと関わりのある仕事をしている人たちが羨ましくて仕方がありませんでした。毎朝殺気だった通勤電車に揺られ、クライアントに笑顔を振りまき、上司には嫌みを言われ、遅くまで残業の日々...。「人生が無駄に過ぎていく!」などと嘆いていました。

 そのような生活のなか、唯一の楽しみがギャラリーを巡ること。私は美術館で展覧会を開くような大御所には、あまり興味がなく、同世代の若くてこれから活躍が期待されるアーティストの個展をよくみていました。例えば、昭和40年会の松蔭裕之、会田誠、小沢剛、大岩オスカールなど。そして曽根裕、中山ダイスケ、謝琳。今となっては中堅ですが、当時はまだ将来の予測もつかず、みんな悩みながら制作していた頃でした。


 美術や作品についての作家との会話は、仕事で消耗しきった私にとって癒しの時間だったのです。
そして作家活動を応援する意味でも、作品を購入しようと思ったわけです。平凡な会社員の収入しかない
私には、パトロンやコレクターになるほどの経済的余裕はありません。
でも好きな作家の作品はついつい欲しくなって、ボーナスをつぎ込んでは、小品を買っておりました。
なぜなら、作品が売れないということは切実な問題だと、若い作家たちとの会話から強く感じたからでした。

 10年以上前に買った作家たちは、今では美術館で展覧会を開くほど、ビッグになりました。
自分が「よい」と思った作家が活躍するのをみて嬉しいと思うと同時に、
手元の作品をみながらお互いに共有した時間を思い出すのです。

コメント (3)

連れ合いに誘われてアートフェアにお邪魔しました。
まず大盛況ぶりにびっくり。
僕自身は全くアートに疎いのですがvoidchicken(坂口&柘植)さんのガイドツアーに参加して画廊のご主人の愉快な話など聞けて楽しめました。素人には聞きにくい値段もバンバン聞いてくれておもしろかった。来年も是非ガイドツアーやってほしいです。

画廊めぐりは楽しいけどちょっと敷居が高い
画廊もありますよね。
4月に開催されたアートフェア東京は
そんな気兼ねがいらず、おまけに効率よく画廊を見て廻れて、とーっても楽しかった。お手ごろ価格の作品も多々あったし。5月30日の「画廊の夜会」も楽しそうで期待してます。買う買わないは別にしてもっと美術館から画廊へ人が流れてもいいのになー。

たまたま見たページですが、すごく共感できました。。

私も30歳ぐらいまでサラリーマンで同じ心境だったので、、。

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