ガゴジアンとポーラ・クーパーとタニヤ・ボナクダーとアンドリュー・クレップスのオープニング。ガゴジアンは、直島の地中美術館の作品で日本でもよく知られているウォルター・デ・マリアのスチールの作品を二か所で展示している。先週のペイス・ウィルデンシュタインでのジェイムズ・タレルといい、安定した大物を扱うところが増えてきた。クーパーのサム・デュランは、ボイスのオマージュ的コンセプチュアルな作品。一か月前のアートフェアの頃、どこもかしこも具象の絵画だったのとは対照的。作家の層がそれだけ厚いのだともいえるし、今年秋にはアート市場はクラッシュする、絵画ブームは終わる、と先を見込んで安全なもの(売れなくてもいいもの)に切り替えが始まっているのだという穿った見方もある。いずれにしろ、見応えのある作品は少ない。
