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アートの楽しみ方 | New York Reflections vol.7

Installation view of "One Size Fits All" at Mary Boone

ティーム画廊のホセ・フレイレは、一時、画廊経営が破綻して、それでも雑居ビルの一室にスペースを持ち、アート界の人とすれ違わないよう常に非常階段を通って歩いた、などといったことを話してくれたことがある。そんな雑居ビル時代にも、私は毎回、展示を見に行っていたせいか、彼は私に親切である。そのティームが、普通とは逆にチェルシーからソーホーに画廊を移した。ジェフリー・ダイチのダイチ・プロジェクツの真ん前である。おかげで、このふたつの画廊のオープニングがあるときは、ソーホーは密度が濃くなる。

Mary Boone and Pierre Bismuth at Team

ソーホーへの逆戻りは、チェルシーの家賃がそれだけ高くなったからだが、ティームにもスター作家がたくさん生まれて、商売は安泰なはず。それより何より、ホセは、昨シーズンもその前も、かのメアリー・ブーンの五番街の画廊で若手の企画展をキュレートしてきた。ディーラー同士のコラボはあまりないのである。ましてや、ティームのごときボヘミアン画廊と、ブーンのように超高級画廊との間では。それなのにこの二人、今度は同じ作家をシェアして同時開催展である。この作家とは、フランス人のピエール・ビスムート。映画「エターナル・サンシャイン」でアカデミー賞脚本賞に輝いたお人でもあって、そんなセレブ見たさに私もオープニングに駆けつけた。それにしても、メアリー・ブーンは若い。かっこいい。
*ちなみにピエールの作品に写っている男性は、アーティストの平川典俊(アートフェア東京2007のトークに登場)。ピエールとは15年来の友人だそう。

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