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アートの楽しみ方 | New York Reflections vol.9

ガゴジアンとポーラ・クーパーとタニヤ・ボナクダーとアンドリュー・クレップスのオープニング。ガゴジアンは、直島の地中美術館の作品で日本でもよく知られているウォルター・デ・マリアのスチールの作品を二か所で展示している。先週のペイス・ウィルデンシュタインでのジェイムズ・タレルといい、安定した大物を扱うところが増えてきた。クーパーのサム・デュランは、ボイスのオマージュ的コンセプチュアルな作品。一か月前のアートフェアの頃、どこもかしこも具象の絵画だったのとは対照的。作家の層がそれだけ厚いのだともいえるし、今年秋にはアート市場はクラッシュする、絵画ブームは終わる、と先を見込んで安全なもの(売れなくてもいいもの)に切り替えが始まっているのだという穿った見方もある。いずれにしろ、見応えのある作品は少ない。

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アートの楽しみ方 | New York Reflections vol.8

今日の『ニューヨーク・タイムズ』に、エクストラで分厚い美術館特集がついてきた。ニュー・ミュージアムの新館建設の模様が詳しく紹介され、理事会の健全で熱意ある活動ぶりを示す記事もすこぶる好意的だ。気のせいかもしれないけれど、ニュー・ミュージアムはいつもよく書かれる。ところが、MoMAとブルックリン美術館はどんな場合でも、かなり厳しい論調で批判される。MoMAはいま、展覧会が単調でセーフ過ぎるので無理もないのだが、ブルックリン美術館はいい展覧会もあるのに。私は応援したい。できたばかりのフェミニスト・アート・センターはまだ見てないのだが。

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アートの楽しみ方 | New York Reflections vol.7

Installation view of "One Size Fits All" at Mary Boone

ティーム画廊のホセ・フレイレは、一時、画廊経営が破綻して、それでも雑居ビルの一室にスペースを持ち、アート界の人とすれ違わないよう常に非常階段を通って歩いた、などといったことを話してくれたことがある。そんな雑居ビル時代にも、私は毎回、展示を見に行っていたせいか、彼は私に親切である。そのティームが、普通とは逆にチェルシーからソーホーに画廊を移した。ジェフリー・ダイチのダイチ・プロジェクツの真ん前である。おかげで、このふたつの画廊のオープニングがあるときは、ソーホーは密度が濃くなる。

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アートの楽しみ方 | New York Reflections vol.6

The New Museum under construction

ニュー・ミュージアム主催のパーティが、ブルックリンの「ユニオン・プール」であるという。確か、昔の公営プールの跡地で、クリスチャン・ホルスタッドのプロジェクトや野外シアターの上演などいろいろ案内が来てたのにまだ一度も行ったことがない。楽しみ!と勇んで出かけたら、屋外プールではなく、同じ名前のバーが会場だった。でも、コンクリ打ち放しのバックヤードは味があり、BQE の高速道路が頭上を横切るのもなかなかの眺めである。

さて、肝心のパーティは、ニュー・ミュージアムが新たに制定した「アルトイド・アワード」を記念しての集まりだった。昨今、アーティストに賞金を出すのが流行っている。今回のアルトイド(ミント・キャンディのメーカー)のようにたいていはスポンサー企業の名を冠し、若手が対象で、賞金のほか美術館での展覧会を約束する。かつてアーティストの賞といえば、リヒターやシャーマンといったすでに成功した作家への授与が繰り返されたことを思えば、若手が対象というのはなかなかよい。が、グッゲンハイムのヒューゴ・ボス賞にしろ、ホイットニーのバックスバウム賞にしろ、受賞後の作品展が記憶に残ったためしはない。アワード展とは単に発表会で、キュレーターの眼というものに欠けるからだ。

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ピックアップギャラリー | 文化の街 金沢から - アートのあるゆたかな暮らし -

美術サロンゆたか 外観

北陸の小京都、金沢。男川と呼ばれる犀川と女川と呼ばれる浅野川が、街の中心を浪々と流れていきます。兼六園の冬の雪吊りや春の桜など、日本美を代 表する自然景観を楽しむ人々で年間を通じてにぎわい、加賀百万石のお膝元で育まれた輪島塗、九谷焼、金沢箔、加賀友禅などの伝統工芸も暮らしに息づいています。
「街を歩けば謡が降ってくる」と言われるほど、能、邦楽、舞踊など、伝統芸能に親しむ土地柄でもあり、とにもかくにも文化資産には事欠かないところです。

今回ご紹介する「美術サロンゆたか」は、そんな金沢の中心地の商店街の中にあります。東京でのアートフェアに出展するのは、以前あった「国際コンテンポラリーアート」(NICAF)に2回、今回のアートフェア東京と、計3回になります。今年も一押しの作家ひとりをピックアップしてフェアに臨む、渡辺義友さんにお話を伺いました。

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ピックアップギャラリー | 陶芸の「いろは」 - 日常にある美 -

銀座黒田陶苑 正面

銀座7丁目にある黒田陶苑は、この地に店を構えて70年余続く現代陶芸と美術の専門店です。1935年、あの北大路魯山人の陶磁器作品の専売舗とし てスタートし、数々の同時代の優れた陶芸家たちを数多く輩出してきた、伝統と革新が今も息づく場所です。その三代目副主人、黒田佳雄氏に、なかなか聞けな い現代陶芸の「いろは」をご指南いただきました。



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