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| Jacco Olivier, Calling, 2006 Courtesy Marianne Boesky Gallery |
32丁目の中央郵便局からの帰り、5時を過ぎていたけれど、24丁目の画廊だけ見ることにする。Marianne Boesky, Gladstone, Metro Pictures, Andrea Rosen, LuhringAugustine。すべてがよかった。こんなこともあるのだ。24丁目はいまやチェルシーの王道だ。画廊はやはり優れたジャッジである。しかもお金がかかっているから真剣だ。売れる作家という意味ではない。力があると見込んだ作家にお金をかけるのだ。
まずボースキーのヤッコー・オリヴィエ(1972年オランダ生まれ)。ドローイングのアニメならウィリアム・ケントリッジがいる。絵画のアニメなら、ヘンリー・ダーガーの<ヴィヴィアン・ガールズ>を引用したポール・チャンがいる。が、油絵がベースのアニメとは!表現主義的な絵の具のドリップが、水中花のように、水族館の魚のように画面を流れていく。この作品の強さはしかし、アイデアやアニメ技術より、一点一点の画像(油絵)の素晴らしさにあると思う。もったいないことに、画像撮りの後、絵の方はすべて廃棄されてしまうそう。





